おうばん

おうばん
I
おうばん【椀飯・埦飯・垸飯】
〔「わんはん」の転〕
(1)椀(ワン)に盛った飯。

「屯食五十具, 碁手の銭, ~などは, 世の常のやうにて/源氏(宿木)」

(2)人をもてなすための食膳。 また, 饗応。 平安時代には年始や五節に公卿たちが宮中に集まるときに, 何人かに課して饗応させた。 鎌倉時代以降は大名が将軍に祝膳を奉ったり, 家臣が主君を饗応したりして主従の結びつきを強めた。

「三日が程は, ~といふ事/増鏡(さしぐし)」

II
おうばん【黄幡】
陰陽道(オンヨウドウ)の八将神の一。 羅睺(ラゴ)星の精。 軍陣の守護神。 この神の方角に門を建て土を掘るのは凶, 弓始めに弓をこの方向に射れば吉とされた。

Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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